手帳學開発者のご紹介 手帳學の開発者山本智章のご紹介
手帳開発者の山本は大学を卒業後、営業の世界に飛び込み、それぞれの会社でトップセールスを記録してきました。
事業を立ち上げた後も、一旦はお金も時間も自由という成功を納めましたが、人間関係の失敗から、徹底的に自分と向き合うことを余儀無くさせられました。
自分と向き合うべく様々にセミナーなどで学ぶうちに本当の幸せを見つけるには自分の本音に気がつき、自分と向きあうことが大切。人やお金に振り回されない「自分らしい人生を実現」することが、本当の幸せだと思うようになりました。
手帳學のオリジナルの手帳は、「自分らしい人生を実現」するためのツールとして山本が開発しました。
手帳を使って、
自分自身と向き合うことを学ぶ手帳學
手帳學では、ひとりひとりが手帳を使って自分と向き合い、自らの心の奥底の本音を引き出していきます。それはまさにセルフカウンセリングといえます。
そのセルフカウンセリングが手帳という形になったのは山本が過去に参加した数々のセミナー体験からきています。
著名な講師の自己啓発のセミナーに一緒に仲間たちが、1カ月後に再会してみると、セミナー参加時には吹っ切れたかのように映った彼らの多くが、また、人生に迷っていると感じました。
「素晴らしいセミナーを受けたはずなのに、みんな、なぜ迷走しているのだろう」
その原因を探ると3つの要因がわかりました。
ひとつめは、どんなことも完璧にしようと思うあまり自分を許せなくなっていること。
ふたつめは同じ価値観や同じ目標を持つ仲間や、夢を語り合う友人がいないこと。
3つめが、心からこれだと思える人生の目的が見つからないこと。
セミナーに参加している間は受講生同士で刺激があり、お互いを高め合い、成長したような気がしていても、終了して元の生活、元の行動に戻ると、やがてモチベーションや意識が戻ってしまうのはその3つが原因でした。
そこで、日々、自分と向き合い、その日の感情や出来事と向き合うことで、自らの本音を自分自身が理解し目標を決めたり、なりたい自分を目指すことが大切であることに着目した結果、講師に依存することなく、セルフコーチングができる手帳學とその大事なツールである手帳の開発に至ったのです。
手帳の完成まで試作は100回以上
手帳學の骨子が決まると手帳のイメージも、まとまりました。ところが、山本自身は手帳制作のノウハウはゼロ。紙の仕入れからカバーの素材選び、デザインまで、何から何までわからないことばかり。知人から紙問屋を紹介してもらい紙に関することを一から学びながら作った試作は最初の段階で60回を超えました。
A5サイズのシートは一見大きいように見えても、入れたい項目の全てを盛り込むスペースはありません。また、どういうシートをどのような順番で並べるかもかなり悩みました。1日1ページ、という限られたスペースにどんな項目を残すのか。
悩みに悩み、結果100回以上の試作を重ね、現在の完成形へとたどり着きました。
ネガティブな感情を否定しない、
無視しないから本当の自分に向き合える
手帳學では、受講生は手帳と向き合い、自らの心の奥底にある本音を引き出していきます。カウンセリングではなく、手帳という形になったのはなぜでしょうか。
カウンセリングもやはり他者とのコミニュケーション。しかし、常に前向きで明るくあれと言われて育って来た我々は、明るくなれない、前向きでない自分に対する否定とが強く、本当の自分で他者とのコミニュケーションが取れません。
ですから、どんな時でも「あなたの今の感情は、決してダメなものではないんだよ。ネガティブな感情も大切だから、どんどん書き出してごらん」と伝えて、感情を書き綴ることが大事だと、山本は言います。
感じたことを言葉として表現できれば、セルフカウンセリングもセルフコーチングもできるようになります。山本が参加した数々のセミナーで、セミナーが終われば講師が寄り添い続けてくれるわけでもなく、結果を出すまで保証してくれるものもないと気づきました。
そこでセミナーから学んだことがすぐに全部できるようにならなくてもいい。最初は100のうちの10を習慣としてスタートし、1カ月後には100になるように、自らをマネジメントできたら、セミナーに投資したすべてを自分の血肉に変えることができるようになると考えました。
手帳を通じて自分自身の感情と向き合い、言葉として書き記し、また読み返す。講師と常に対面しなくても、セルフコーチングに繋がるというわけです。
山本が目指すのは、「継続して誰でも自分の本音を出せる、セルフコーチング」。そしてそれはマラソンのようにコツコツと継続ができることで、「本音の自分に出会い、自分らしい人生を実現」をもたらすのです。
人生のデザインに学園都市と、
手帳図書館
「手帳の図書館を作る」というのが山本の夢のひとつにあります。
手帳は「人生を記録する大切な自伝、自分だけのバイブル」。今の社会では完璧や完全を求められることが多く、不完全なものは排斥されがちです。しかし「その不完全な中にこそ、これからの時代を生きる鍵がある」と山本は言います。
「手帳學をひとことで表すとしたら、“未完成の美学”で、人間という存在はどこまでも未完成であり、失敗もあれば、同じ落とし穴にはまってしまうこともある。サクセスストーリーよりも、その泥くささとか人間くささに価値があるんじゃないかと思います。いろんな人がいて、それぞれに尊い人生があるのならば、いろんな生き方のバリエーションとして後世に残していきたい」とも。
「2000万冊の手帳があれば、そこには2000万通りの人生が描かれています。たとえば300年後、親や学校の先生からの言葉に悩む少年がいたとします。彼が手帳の図書館で、同じような人生を生きてきた人の手帳を手に取ります。これまでの彼と同じような人生を歩んできた人たちが、その後どう生きたのか、いろんなパターンを読むことで、その先の自分の人生をデザインする参考になるのではないかと考えています」
悩みながら生きた証を記した手帳が、後世で同じように人生に迷む人への道しるべになるかもしれません。
「手帳學は道徳教育」語る山本のもうひとつの夢は手帳學を根幹とした学園都市を作ることです。
「道徳とは、自分の道を見つけて歩みながら徳を積み、社会に貢献していくことだと思います。ですが、ほとんどの子どもは自分の道を見つけるところで、つまづいてしまっています」と。そうならないために重要なのは、子どものうちに様々な体験を通じて、感性を磨くことだといいます。
「小学生のうちに昆虫採集でも裁縫でもいろいろな経験をし、小学校卒業の要件は、自分の才能のトップ5を見つけること。その能力を中学、高校で徹底的に伸ばします。大学に進学したら、自分の得意なことに基づいて企画と事業計画を立てます。仲間を学内でリクルートし、大学に提出して予算を出してもらいます。そうすることが自分たちだけでなく、従業員や家族、大学、地域、国など三方良しどころか、各方面に良いプロジェクトになると考えます。その結果は失敗も含めて全てレポートにし、さらにそのレポートを元にお互いにグループディスカッションをする。このようなことがスタンダードになったらいいなと考えています。手帳學から、お互いがお互いを支え合い、共存共栄が図れる社会を目指しています」と学園都市についての構想を語っています。