対談「手帳学と感情知能EQ」

手帳學開発者 山本智章 VS シックスセカンズジャパン株式会 三森朋宏氏

「自分らしい人生を実現」するための手帳の使い方

対談「手帳學と感情知能EQ」

対談「手帳學と感情知能EQ」 手帳學開発者 山本智章 VS シックスセカンズジャパン株式会社 三森朋宏氏

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<対談>

株式会社Futurediary 代表取締役 山本智章
シックスセカンズジャパン株式会社 データ分析センター フェロー 三森朋宏氏

自分のありのままの感情を知り、人生をデザインし直していくのが手帳學です。
一方、社会的な成長や成功をエモーション(感情、情動)という側面から分析するのがEQ。人の「感情」に軸足を置く両者には、どのような共通点があるのか。日本におけるEQ普及の先鋒シックスセカンズジャパン株式会社の三森氏にお越しいただきました!

手帳學はEQの理論と、とても整合性がある
手帳學開発者 山本智章

手帳學 山本(以下 山本):シックスセカンズはEQの分野で知られている会社ですが、まずEQについて簡単に説明していただけますか。

シックスセカンズ フェロー 三森 朋宏氏(以下 敬称略):「知能の指数としてIQがよく知られています。IQが高い人といえば、勉強ができる、学歴が高いといったイメージを持ちますよね。では勉強ができて学歴が高い人が、世の中で成功を収めているのか?現実を見ると、東大を卒業して中央省庁に勤めた人が、秘書にパワハラをして辞めさせられてしまったりしているわけです。そのような行動をする人を本当に知的といえるのか。

IQで測ることができない心の知性、その人を成功へと導く感情的な要素、そういったものが人間にはあるのではないかという視点をもとに、1990年頃からアメリカで研究が始められたのがEQ(Emotional Quotient)です。私たちは「エモーショナリー インテリジェンス」と表現することが多いのですが、IQとの比較から俗称としてEQという言葉がよく使われています。

この研究は多くの社会人を対象に進められたため、社会人が成功するには、感情面でこういう能力が必要だということもわかるようになり、その結果、多くの企業がEQを採り入れた人材育成を行うようになっています。

山本:日本の企業でも採り入れているのですか。

三森:そうです。実践に役立つということがわかってきたため、EQの必要性が認められるようになりました。最近では社会人だけではなく、子どもの能力開発などでも生かされるようになっています。

山本:先日、三森さんのセミナーに参加させていただきましたが。ものすごくロジカルで、エビデンスで実証されたものだなという印象を持ちました。
手帳學の中では1日の中でどんな感情を味わったか、あるいは1週間の中でもやもやしたり不満に思ったことは何だったのかといった「感情を吐き出すワーク」があります。これは吐き出してお終いではなく、すべては自分がよりよく生きるために起きた出来事だと捉え、なぜそれが起こったかを自分に問いかけていきます。そういう心の捉え直しを、実践と習慣として採り入れています。三森さんから見て、このような手帳學のワークをどのように思われますか。

三森:一般的には、手帳はスケジュール管理などの目的で使われています。つまり管理している対象は「行動」です。企業は社員の行動が成果に結びつくため、行動を管理したり伸ばそうとします。しかしある時から、それだけでは難しいことに気づいて「思考」を採り入れて、ロジカルシンキングなどで見える化の試みをするようになりました。

しかしまったく手つかずで置いてきてしまったのが、人間の「感情」です。手帳學では、感情を振り返ることをとても大事にしていますね。実は感情に踏み込むということは、人を大きく動かしたり、動機づけることに深く関わっているのです。

シックスセカンズジャパン株式会社 三森朋宏氏

それは瞬間的な動機づけだけではなく、長く続けるという時にも重要です。感情に向き合っているという時点で、EQの理論とすごく整合しているなと思いました。

成長は、ありのままの感情に気づくことから始まる

山本:ぼくは営業マンとしてバリバリ働いていた頃、営業のプロである以上、感情は切り離すべきだと考えていたんです。それで何をやったかというと、まさに「行動」(アクション)でした。どんな夢をかなえたいのか、どんな目標を達成するのか、感情を出さずにスケジュール管理して動き回りました。

その結果、夢もかない目標も達成したはずなのに、ある時限界に達してしまったんです。ちっとも幸せじゃないことに気づいてしまった。人生の成功って何だろう、幸せとは何だと考え直すところから、手帳學を開発していきました。

三森:営業の実績って売り上げ目標があって、それに合わせたスケジュール管理があれば、瞬間的にある程度到達できるんですよね。それが持続できるかとなると、息切れしてしまう。なぜかというと、数値目標しかないからです。ワクワクしないし、逆にプレッシャーになっていく。手帳學でやっている目標の置き方は、自分がワクワクしたりドキドキする感情の部分にフォーカスして設定しているので、長く続けられるんですね。だからこそ、高い目標にも到達できるのではないかと感じました。

山本:1日のシートの中には、「今日、自分が1番成長できたと思ったこと」を書くスペースがあります。ところが日本人は、人の視線や評価を気にする傾向が強いため、自分の成長を書けない人もいます。もう1つ特徴的なのが、1日の不満を書きだす枠もあるのですが「不満はない」という人が結構います。それは本当に不満がないのではなく、たいていの場合は感情にふたをしてしまっているんですね。「こういうことに不満を感じるのは、自分が未熟だから」みたいな感覚で、我慢してしまう。

手帳學では、ありのままの、自分の素直な感情を表現して、まずそれに向き合うことにテーマを置いています。素直な感情に向き合わないと、いつまでたっても不満みたいな「もやもやした感情」にとらわれて、成長もできないし幸せにもなれないからです。

例えばポジティブシンキングというのも、手帳學的にはあまりいいものとは思っていません。素直な感情にふたをして、その上にポジティブな言葉のコーティングをしていたのでは、本当の自分が見えてこないので結局何も変わらない。その辺りは、EQ的な観点から見るとどうですか?

手帳學開発者の山本智章とシックスセカンズジャパン株式会社の三森朋宏氏との対談風景

三森:ネガティブ、ポジティブって、一般的には対極的な感情のように思われていますね。例えば「悔しい」っていう気持ちは、ネガティブ感情でしょう。でも「悔しいからこそ頑張れる」ということもあるわけです。「悲しい」を知っているからこそ、「他人に優しくなれる」ということもあります。つまり大事なことは、山本さんがおっしゃられたように、ネガティブにふたをして表面的に「ガンバロー」とするのではなく、ネガティブをしっかり見つめて、それをエネルギーに変換することなんです。そういう手法が手帳學の中に盛り込まれているなと、すごく感じました。

情動の力をうまく生かして、人生を冒険する
手帳學について語る手帳學開発者の山本智章

山本:手帳學を通して「手帳」というツールを大切に扱ってきた中で、「手帳が続かない」「選べない」といった悩みをよく耳にします。でも話を聞いていくと、手帳に原因があるのではなく、その人自身に原因があるケースが多々あります。仕事が面白くない、家族の関係がよくない、人生に楽しみがない…こういう人に対して手帳學では、自分の本当の気持ちを知るところからスタートして、それをどうしたいのかを考えていきます。例えば仕事が面白くないのは「職場で自分の本音を表現できていないから」に尽きるのですが、上司や同僚の目をずっと気にしていたら、面白いはずないですよね。

三森:自分が本当に好きなことをやって仕事になっていけばいいのですが、それを見つけるまでには時間が必要だったりします。好きなことを見つけられるまでの時間を企業で過ごしているとも考えられます。もしそうならば、今やっていることが自分にとって意義あることと思えるのか、思えないかで、毎日の充足感はまるで違ってくるでしょうね。今日、何をやりたいのか。今日、どんな価値や成果があったのか。それらが自分の人生の中でどういう意味があるのか。手帳學の中では、こうしたことを書き込むようにしていますね。会社の中で起こったことの1つ1つに、人生の価値を見いだすことができれば、仕事も面白くなるでしょうね。

山本:手帳が続かないとお話される人は、どうせ自分なんてみたいな自己否定の気持ちも強いのです。そこで、毎日書いたシートを写真に撮って送っていただくサービスを始めました。愛のあるコメントでお返しするのですが、皆さん「私がやったこと、そんなにすごいことですか?」とびっくりされるんです。
成長というと、ものすごく伸びなければ成長といえないと思い込んでいるんですね。ほんの小さなことでも「成長しましたね。すごいですね」と教えてあげると、自信を取り戻して、自分の言葉でハキハキ話せるように変わっていけるのです。

家族関係でも同じようなことがいえて…手帳學のセミナーには主婦の方もたくさん来られていますが、夫婦関係が冷め切ってお互い口も聞かないと悩んでいる人も結構います。どこに原因があるかというと、本音で話せていなかったんですね。そこで、こんなことをいったら否定されるだろう、傷つけるだろうと思うことを手帳に書いてもらいます。でもこれって主人の立場からすると言ってもらった方がありがたいんじゃないの?とういうことに気づいていくと、「私は今こう感じている」「こうして欲しいと思っている」が言えるようになっていきます。その結果、口も聞かなかったご夫婦が、週末に必ず2人でデートするようになったり、変われるんですね。

三森:過去の経験から、こんなこといっちゃいけない、こんなこというと相手を傷つける、あるいは自分が傷つく…ずっとブレーキを踏み続けている人は多いですね。相手がかわっても、同じブレーキを踏み続けたままです。それはなぜかというと、頭の中でずっとループしてるからです。こういう人は、何かに書きだしたりするなど表現していくと、少しずつ殻が破られていきます。表現する・書くということができる手帳の存在は、大きいと思います。

感情を表現する・書く手帳の存在について語るシックスセカンズジャパン株式会社の三森朋宏氏
手帳が続かない人にこそ、手帳學を学んでほしい

山本:表現していく時は、手書きの方が絶対いいとぼくは思っていて、その理由はリズムです。パソコンの入力はダッチタイピングで速く書きだすことができます。一方手書きは、速さの限界はありますが、書きながら自分の感情を1つ1つ丁寧に味わっていく心地良いリズムがあります。これは理論というより体感です。三森さんは、手で書くことについてどう思われますか。

三森:手は神経が繊細な部位で、脳に直結していると言われています。「手書き」という手を使う感覚は脳を刺激しますし、脳で考えたことがそのまま表現されてくるのも「手書き」です。つまり「手書き」は、自分というものがそこに表現されているものです。例えばダッチタイピングの入力では、字の大きさは同じです。手書きの場合は、1文字ずつ大きさも違えば、間隔も違います。波を打ったり、ゆがんだり、いろんなことが起こります。あとで文章を付け加えると、その部分は明らかにわかります。書いた文章に、その時の気持ちがそのまま乗っているからです。エモーションを感じるという視点からいっても、手書きは優れていると思いますね。

山本:そういわれてみると、手帳のシート一面に「大っ嫌い!」と大きく書く人がいたり(笑)、「幸せです。ありがとー」と太い字で書いてあったり、すごく感情が乗っています。感情を振り返ることができるのも、手帳というツールの醍醐味でもありますね。

私が手帳學をお勧めしたい人は、手帳が続かない・使いこなせていないという実感がある人、人生が思い通りに行かないなと感じている人などです。1年の間に手帳を2回も3回も買い替えたり、今年こそ!と手帳を開いても三日坊主で続かない人などには、ぜひお勧めしたいんです。先ほどお話したように、続かないことには理由があって、ほとんどの人がその理由に気づいていないだけだからです。手帳學では「続かない理由」を探求してきたので、手帳が続く自分になって欲しいですね。

手帳が続くということは、自分自身の感情に素直になって、周りの人たちとありのままの自分でコミュニケーション取れるようになるということです。それだけで、今の職場環境も楽しくなるし、家庭生活も円満になります。長年無理だと諦めていた「やりたいこと」を思い出して、実現に向けて踏み出すことができます。人生ってだれのものでもない、自分のものだという実感がわいてきます。

三森:EQの能力というのは、後天的に学習して高めることができる能力なんです。その学習ツールとして、手帳學は非常にいいなと思いました。EQが高くなればなるほど、ビジネスで成功する、あるいは人生が豊かになるということは、すでにデータで明らかになっています。つまり手帳學を使ってEQが高くなれば、ビジネスもうまくいくし、人生も豊かになる。自分が思い描いたことが成功に近づいていくんですね。ぜひ手帳學を学んで、手帳との向き合い方も上手になって、人生を豊かにしていただけたらいいなと思います。

山本:ほんとうに今日は、貴重なお話をありがとうございました。

三森:こちらこそ、ありがとうございました。

対談を終えた手帳學開発者の山本智章とシックスセカンズジャパン株式会社の三森朋宏氏
シックスセカンズジャパン株式会社

世界で10億人、日本で2000万人が感情知能EQを活用している世の中を目指す世界最大のEQのグローバルネットワークSix Secondsの日本オフィスです。

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